片側肥大の検査
こんにちは!
今回のブログでは、片側肥大について少し詳しく書いていきます。
以前書いた「片側肥大症の次男」という記事を、多くの方に読んでいただいています。
片側肥大の子どもをもつ方からのアクセスが多いのだと思い、今回は片側肥大について、症状、検査、今後どうなるかについて詳しく書いていきます。
特にMRIは初めてとるとき、ちょっと怖いですよね。
次男は1歳の時と、2歳の時と今まで2回MRI検査をしています。
その時の様子も書いていきます。
もしまだ以前の記事を読んでいない方は、↓こちらから読んでくださいね。
今回は前のブログを見たものとして、話しを進めさせていただきますね。
多くの方が「片側肥大」と検索して私のブログにたどり着いてくれています。
私も次男を出産した直後は「片側肥大」を調べまくりました(*^-^*)
病院の先生いわく、片側肥大の子どもはたくさんいるみたいです。
あまり神経質にならずに、普通に育てて大丈夫ですよ~
さて、私の次男は出生直後に右足に異常があるとわかりました。
一番顕著なのが、足の平の部分、その次がふくらはぎ、そしてふとももも、太さが異なります。
長さは同じでした。
産院の小児科の先生に千葉県こども病院の紹介状を書いてもらい、出産当日に電話で予約しました。
■生後1か月
出産から1か月ほどして、初めてのこども病院の診察です。
診療科は、小児整形外科です。
検査はレントゲンと、エコーを行いました。
レントゲンでは骨がどうなっているか、エコーは脱臼していないかを調べます。
脱臼していると、このような症状がでることがあるみたいです。
先生の診察の結果、
・脱臼はしていない。
・片側肥大という病気
・病気というか、右側が大きくなるという、身体的特徴である
・膨らんでいる部分は、血管腫の可能性がある
・まだ小さいので、1歳になったらMRIの検査をします
・片側肥大自体は命に関わることはないが、血管腫の場合、発熱に注意すること
・発熱して、普通の薬が効かなかったら、血管が破れて細菌の感染が原因の発熱の可能性があるので子ども病院を受診するように
・右足には予防接種はしない
・次は3か月後にくるように
というようなことをいわれました。
初めて聞く、血管腫という名前にビビりながらも、命に別状はないようで安心しました。
■生後、3か月、6か月
初診から3か月後と、さらに3か月後にも受診しています。
その時はレントゲンのみでした。
レントゲンをみると、右足の方が骨太です。
長さは全く変わりませんでした。
変わった様子はないか、急に大きくなったりしていないか問診をして、あんまり変化がないので次回は半年後に来てください、と言われます。
■生後1年
1歳になったので、もう一度受診すると、次回はMRIをとるということになりました。
膨らんでいる部分が、血管腫なのかどうかわかるそうです。
MRIをとる際の注意事項を聞いて、1か月後に検査の予約を入れます。
眠剤を使うので、以下の注意事項を受けます。
・薬を飲ませなくてはいけないので、
空腹状態でくるように
・病院にくるまで絶対に寝かせない(眠剤をいれても寝なくなるため)
・眠剤を使うということは、リスクが生じる。深く眠りすぎて呼吸が止まることも、ゼロではない。
・でも、検査中はちゃんと心拍を確認するし、スタッフがつきっきりだから安心して。
というようなことでした。
■MRI検査当日
注意を受けたことを守り、当日病院に到着。
体を計測した後、検査着に着替えて、眠剤を入れます。
眠剤は注射器のようなものに入っている、シロップで、口からごくごく飲みます。
めちゃめちゃ嫌がって大泣き(´・ω・`)
なんとか飲み干して、次はお尻から座薬の眠剤。
これはすぐに入りました。
看護婦さんは慣れているから、助かります。
ちょうどお昼寝の時間に合わせて検査の時間を予約したので、眠剤に関係なく、泣きつかれてすぐに寝ます。
看護婦さんにちゃんと寝ていることを確認してもらってMRI検査室へ。
大きなMRIの機械には、ベットのようなものがあり、そこに寝かせます。
動かないように紐で固定して、指に脈をとる機械をつけます。
固定されている次男をみて、少しかわいそうに感じました。
機械音がうるさいので、ヘッドホンをつけました。
そこで私たちは退室して、先生に任せます。
検査時間は40分ほどでした。
このときは足だけのMRIなので、40分ですが、もっと大きな範囲をとるときは
もう少し時間がかかります。
40分経って先生に呼ばれ、次男を引き取りました。
MRI検査の結果わかったこと、先生の診察で言われたことは、
・膨らんでいる部分は、血管腫ではなく筋肉であること。
・筋肉は正常な筋肉なので、痛みが出ることはない。
・骨も太い。筋肉も、骨も原因はわからないが、今後も右足だけ異常に成長する。
・見た目の問題だけで、運動機能には全く問題はない
・今後、右足だけが長くなることが予想される。
・3cmくらい長さに差がでた時点で、骨を切る手術をする必要がある。
・成長期が終わると、骨の成長は止まる
ということでした。
この段階では0.5cmほど足の長さが違うみたいでした。
これまで、普通のこどもと同じように、ハイハイやつかまり立ちをしていたので、あまり心配はしていませんでしたが、運動機能は問題なさそうで一安心。
ただ、手術がいつになるか、という心配は残っています。
検査の当日は、眠りから覚めても、まだ眠剤の効果が切れていないため、ふらついたりするので、注意が必要です。
まだ次男は歩かないので、大丈夫でしたが、夜になると、いつになく激しくぐずっていました。
眠剤は12時間ほど効果が続くみたいで、眠さでぐずっていたみたい。
眠剤怖いな~と思いながらも、嘔吐したりはしていないので、とりあえず寝かせました。
次の日はスッキリした様子だったので、大丈夫でした。
眠剤を使った日は、よく観察する必要がありますね。
■2回目のMRI検査
1回目のMRIを受けてから、半年ごとに受診して、レントゲンを撮っていました。
特に変わった様子もなく、成長も順調でした。
2歳になったので、2回目のMRI検査をします。
片側肥大の場合、内臓に問題がある場合があるようです。
今回はそれも見るため、足と胴も検査します。
手順は1回目と同じ。
今回も昼寝に合わせたので、すんなり寝ました。
検査の結果は内臓には異常なしでした。
右足は1cmくらい長くなっていますが、まだまだ手術は必要ないみたい。
このままゆっくり成長してくれ!右足!!
検査が終わると、次男はスッキリ起きたようでした。
普通はねむねむ~という状態が多いようですが、スッキリして、お腹空いたと、ごはんを食べています。
今回は眠剤で眠くなったりしないかな~と思ったら、やっぱり夜はダメでした。
夜眠い時間になると、いつも以上に足元がフラフラ。
お風呂で転ぶし、ドアにぶつかるし、やっぱり、検査当日はダメですね。
早めに寝かせました。
さて、今までの検査は以上です。
次回はまだ先の予約です。
元気に育っているし、あまり心配はしていません。
手術が必要なのは覚悟しています。
先生は、みんなやってる簡単な手術だから~
と言っているのであまり心配はしていません。
ただ、時期が、物分かりの良い時期だといいな、と感じています。
今の次男は、ベットで術後おとなしくしているなんて不可能ですから。
片側肥大の赤ちゃんをもつ方に、少しでも情報を伝えられたら、と思い書きました。
お役に立てたら光栄です!
このブログでは、子どもとのお出かけについて書いているものがあります。
ぜひ元気な次男の姿も見て行ってくださいね♪